no.75 傷官で 苦労多いが 正常化

傷官(しょうかん)で 苦労多いが 正常化

3月16日、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が来日し岸田総理大臣と会談、日韓関係を正常化することに合意しました。とはいっても、韓国内部での世論は、いまだに日本への厳しい意見が根強く、先行き不透明感は否めません。尹大統領の命式から、まさにその難しさが伺えます。日柱は安倍晋三氏と同様、「庚辰(かのえたつ)」の魁罡干支です。意志の強いリーダーであることは間違いありません。そして、年・月・日の蔵干がすべて「傷官(しょうかん)」という特徴的な構成です。傷官の敵星である「正官(せいかん)」が命式内に存在していないのが幸いしています。もし「正官」があれば、法曹界のトップにはなったとしても、政治家として大統領にはなれないでしょう。歳運(一年運)を看てみますと、大統領就任の2022年は、大吉星の「食神(しょくじん)」巡りで、ラッキーな年でしたが、2023年は「傷官」巡りです。いわば韓国国内では、針のむしろの状態ではないでしょうか。また、年支・月支は「子」ですので「子卯の刑(ねうのけい)」の凶現象が作用していますので、今年が正念場です。まだまだ苦労が続く日韓関係ですが、両首脳の腹を割った議論で、文字通りの正常化を期待します。

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