no.115 親方が 苦境に陥り 劫財で

親方が 苦境に陥り 劫財(ごうざい)で

元横綱白鵬の宮城野親方が、一門の元幕内北青鵬の暴力問題により監督責任を問われ、2階級降格と報酬減額の処分を受けました。部屋の運営についても春場所後には事実上の閉鎖かとも報じられています。大相撲ファンとしては非常に残念ですが、昨今のコンプライアンス事情からしてもやむを得ないと感じています。命式は月柱が「己卯(つちのとう)」、日柱「己酉(つちのととり)」ですので、命中に「卯酉の冲(うどりのちゅう)」を持っており、2023年の干支である「癸卯(みずのとう)」」が巡っている時期ですので卯が作用し、トラブルの火種から煙が出ていたものと思われます。そして2024年「甲辰(きのえたつ)」に入り、月柱と日柱の己と甲が干合し、戊に変化してこの通変星が「劫財(ごうざい)」となり、悪事が露見したとなっています。偶然ですが、暴力問題を引き起こした北青鵬の命式も、月柱「己亥(つちのとい)」、日柱「己卯(つちのとう)」なので、宮城野親方と同じく「甲己干合」により戊から劫財が現れ、本件が暴露されたとなっています。宮城野親方の日支は「傷官/帝旺」とスーパーアスリートの星を持ち、横綱に上り詰めた努力が伺えますが、一方、2024年に巡る通変星が地位の星である「正官(せいかん)」ですので、傷官がこの正官を追い詰め、降格に追い込んだと看られます。2024年は厳しい年となりますが、2025年「乙巳(きのとみ)」になりますと、年柱の丑、日柱の酉と重なり「巳酉丑の三合」が完成し辛に変化します。そして通変星は吉星である「食神(しょくじん)」が現れますので、来年は再起の年となるのではないでしょうか。

Follow me!