no.108 傷官が 待ち構える 総裁選

傷官(しょうかん)が 待ち構える 総裁選

自民党派閥の政治資金問題を受け安部派五人衆が次々と役職を辞任しました。これまでも数々の辞任劇を四柱推命の命式を通して解説してきましたが、このような一度に起こる大量辞任は稀です。そして今回の辞任にはいくつかのパターンが見られます。毎回登場するおなじみの「卯酉の冲」は、松野博一官房長官です。西村康稔経済産業大臣のケースは、卯が巡って「寅卯辰の方合」が変化し、倒食が現れ、第三者に足を引っかけられた形での辞任です。今年の干支である「癸卯(みずのとう)」が年柱と「転址殺(てんしさつ)」に重なったのが萩生田光一政調会長です。世耕弘成参議院幹事長は、「戊癸干合」により地支の3つの印綬(いんじゅ)がすべて正官(せいかん)に変化し、偏官(へんかん)が現れ、押しつぶされてしまいました。失職の星である傷官(しょうかん)が現れたのが、高木毅国対委員長です。それぞれの巡る星による強弱はありますが、結果的には直接・間接的に自分自身に凶現象が作用しています。それにしても最も不安を抱えているのは、岸田文雄首相ではないでしょうか。内閣支持率の低下はとどまるところを知らず、遅かれ早かれ岸田降ろしも始まるでしょう。今年巡る通変が「劫財(ごうざい)」ですので、これまで隠れていた悪事が次から次へと露見することになりました。そして2024年に巡る通変が「食神(しょくじん)」です。本来、食神は大吉星ですが、食神が3つ揃うと傷官に変化し、一転失職に追い込まれかねません。2024年に巡る通変が一つ目の食神です。二つめの食神は命式の中に存在しています。そして3つ目は、2024年3月か8月、または10月に現れます。そこまでに体制の立て直しができればよいのですが。

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