no.120　劫財で　選挙妨害　迷コンビ

劫財（ごうざい）で　選挙妨害　迷コンビ

４月の東京１５区の補選で、選挙妨害をしたとして、つばさの党の黒川敦彦代表と根本良輔幹事長の家宅捜索があったと報道されました。お二人の命式表からは、大変よく似た人物像が窺えます。①まずは、共に月支元命が「劫財／建禄」で十二運「帝旺」です。これは、「月劫格」といい、金儲けに手段を選ばず、という劫財本来の凶意の典型例です。劫財という通変星は、不遜・高慢・闘争・破壊など自己本位性の強い星です。しかし、吉凶両面に作用することもあり、吉に働くと事業家や政治家として優れた才能を発揮して、素晴らしい発展が期待できますが、凶に作用すると、どうしようもない始末の悪い者になるおそれがある、と言われています。②共通点の二つ目は、共に財星がなく、また劫財を抑える「正官」がないことです。劫財は、財を奪う星ですので、財星があればある意味でバランスよく、財を手にする行動に出ます。しかし、財星がなく、劫財を抑える正官もなければ、正常な金銭感覚がないまま、強引に他の財を自分のものにしようとするのでしょう。③三つ目の共通点は、大運（十年運）の替わり目が同じ時期に当たる、という点です。このことが、今後お二人が運営する組織に、大きな影響を与えていくのではないかと思います。物事の浮沈が、共に同じ時期に巡るというのは、お互いに補完が効かないことになり、ジェットコースター状態となるのではないでしょうか。このほか、共に「倒食」の影響も多く、報道されている行動は単なる目立ちたがり屋、という印象です。根本氏は、「寅・午・戌の三合会局」という人をまとめる力を持っています。大きな組織の中で活躍すれば、大人物に発展するかもしれず、今後の行方を注目したいと思います。

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