no.161 9千万 トラブル解決 空亡で
9千万 トラブル解決 空亡(くうぼう)で
タレントの中居正広さんが1月9日、週刊誌で女性との間でトラブルがあり、解決金を支払ったなどと報じられたことについて、「お詫び」が掲載されました。しかしこのお詫び報告により、芸能活動は支障なく続けられるとも綴っています。四柱推命では、「空亡(くうぼう)」と呼び、別の占いでは「天中殺」と恐ろしい名称ともなっているものがあります。今回の中居さんの件は、この空亡のおかげで、深刻な事態にならなかったという事例になります。また命式からは、不祥事の典型例が看られます。年月日干支は、「壬子(みずのえね)」「戊申(つちのえさる」」「辛巳(かのとみ)」で、月柱の「申」が空亡しています。月支と日支の通変星は、「傷官(しょうかん)」と「劫財(ごうざい)」です。この組み合わせは、これまでにも男女の不正な関係がバレるという事例で、広末涼子さん、松本人志さんなどで紹介してきました。それがまさに中居さんの命式に強く影響を及ぼしたのが、2024年の干支「甲辰(きのえたつ)」です。つまり、年「子」と月「申」に、この「辰」が重なり、リーダー星である「申子辰の三合」が完成することになります。やはり、人をまとめる能力があるということです。そしてこれは「壬」に変化し、この「壬」が通変星では「傷官」です。この三合完成が、よりによって「傷官」を生み出し、これにより悪事露見するという結果になりました。しかし、ここで空亡の登場です。空亡の働きは、吉も半減しますが、凶も半減するということです。この三合が空亡することによって、凶のダメージが半減することになります。これが空亡していなければ、致命傷となり芸能界復帰は難しいことになっていたかもしれません。さらに深読みすると、2025年の干支「乙巳(きのとみ)」が巡る前に手を打ったとも看れます。命式内には「巳申の刑(みさるのけい)」という凶現象を持っているので、この刑が動き出す前に収束を図ったのではないでしょうか。巷の推命論では、この「空亡」を過度に恐れる解釈がなされているように思います。当然無視はできませんが、気を付ける程度でもいいのではないかというのが、持論です。