no.152 兵庫知事 倒食去って 見返り支援
兵庫知事 倒食(とうしょく)去って 見返り支援
兵庫県知事選挙で斎藤元彦氏が再選を果たしました。パワハラ疑惑が起こってから、斎藤氏については、no.126、139,141の3回取り上げてきました。今回の結果は四柱推命の分析においては、大変興味深い点が多くあります。まずわかりやすいのは、敗れた前尼崎市長の稲村和美候補の歳運(1年運)は「劫財(ごうざい)」で、選挙という勝負においての「劫財」は、圧倒的に不利だということです。ネット上でのネガティブな情報も、劫財現象と言えるでしょう。これに対して斎藤氏です。歳運(1年運)は「倒食」です。選挙においては、「当てがはずれる」として、これまでも東京都知事選の蓮舫氏の事例を挙げてきました。そして、「倒食」には、「他人から足を引っ掛けられる」という意味があります。そして斎藤氏の場合は、すでにパワハラ疑惑で足を引っ掛けられる倒食現象は、発生済です。つまり倒食の凶意はすでに去っており、後に残るのは、親星としての倒食の支援効果です。ただしこの支援は、「有償の支援、見返りの支援」です。同じ親星の「印綬(いんじゅ)」は見返りのない「無償の支援」です。これはこれまでにも述べてきましたように。選挙においては絶大なる効果のある星です。つまり斎藤氏は、見返りの支援によって当選したということになります。この見返りの支援は、N党の立花氏の支援であったり、兵庫県民に報いろという厳しい支援ではないでしょうか。とは言え、投票日の干支を見ると、11月乙亥(きのとい)、17日乙酉(きのととり)はいずれも斎藤氏にとっては「印綬」となりますので、その効果もあったと看ることができます。また別の見方としては、巡る通変星は、一度起こると、二度目はないとも判断できます。印綬巡りの石破総理大臣は、先の自民党総裁選では印綬効果を背景に勝利しましたが、その後の衆議院選挙では大敗を喫しました。二度の印綬効果はないということで、今回の斎藤氏においても、二度の倒食はなかったという理解です。それにしても、no.141では、公示前に出馬取り消しを表明された中村氏が、四柱推命では最も有利だと記載したのですが、その検証は今回できなかったのは、残念でした。