no.106 電撃離婚 苦悩の子卯 プロスケーター
電撃離婚 苦悩の子卯(ねう) プロスケーター
2023年8月4日から数えてわずか105日目での電撃離婚です。プロフィギュアスケーターの羽生結弦さんが発表した内容は、「妻を守るための離婚」とのことですが、このコメントには違和感があるとの意見も多いようです。命式を分析すると多くの特徴が見られます。まず、日支の通変星は印綬・帝旺で、月支は正官・帝旺です。この組み合わせは、地位や名誉に恵まれる人とあります。その一方で、日支と月支は「子卯の刑」(ねうのけい)となっており、今年の干支が「癸卯(みずのとう)」と卯巡りですので、必ずこの刑は作用すると看ていいでしょう。そしてこれは、妻を傷つけ、自分も傷つけられるという意味です。また本来、日支の位置は妻の位置ですが、ここに印綬という母親が座っている形ですので、妻はお母さんが気に入った方でないと、嫁姑のイザコザになってしまいます。巡っている歳運(一年運)は偏官という苦労の星である上に、今年が大運(十年運)の替わり目にも当たっています。今年は何か自分の環境を変えたいという気持ちから結婚に踏み切ったと思われます。しかしなぜ結婚して、同じ年に離婚なのでしょう。羽生さんの命式からは、ご夫婦の状況は推察できますが、電撃離婚は読めませんでした。しかし、ネットにあったお相手と思われる方の命式を作成すると答えは出ました。日干が「辛酉(かのととり)」、月干「癸卯(みずのとう)」、年干「丁卯(ひのとう)」で、日干が月干と「卯酉の冲」であるだけでなく、年干とも同じ「卯酉の冲」が現れています。これは最初の冲が、衝撃的な結婚であり、次の冲が衝撃的な離婚を表しているものと読めます。羽生さんは来年から新しい大運を迎えます。巡っている通変星は食神ですので、より芸術性の高いパフォーマンスを見せてくれることを期待します。