尼市長 印綬味方に 票固め
尼市長 印綬(いんじゅ)味方に 票固め
申寅(さるとら)が 正官(せいかん)蹴散らし 維新落ち
先日、任期満了に伴う兵庫県尼崎市長選挙が行われ、松本眞氏が現職の稲村和美市長の後継推薦を得て、日本維新の会公認の大原隼人氏を破り初当選しました。選挙戦は維新への警戒感を強める自民党と立憲民主党が松本氏を支援し、また公明党支持層も取り込み、維新の攻勢を振り切った形です。松本氏の命式においては、強い支援を得ている姿が現れています。月柱が「癸酉(みずのととり)」に対して大運(十年運)が「戊辰(つちのえたつ)」が巡っており、天干干合(かんごう)・地支支合(しごう)という天地徳合(てんちとくごう)の形で、周囲とガッチリと手を組んでいる姿があり、そこに現れている通変星は「印綬(いんじゅ)・印綬」と二つも重なる、まさに自民党と立憲民主党の支援を得ている状態を顕わしています。一方、大原氏の命式では、大運「庚申(かのえさる)」に歳運(一年運)が「壬寅(みずのえとら)」で、「申寅の冲(ちゅう)」という衝突を顕わす凶象となっています。また、役職の星である「正官」が巡っているにもかかわらず、先ほどの「申寅の冲」がこの正官を蹴散らしてしまった影響で、市長の座が遠のいた姿です。これまでも四柱推命で選挙の行方を看てきましたが、その時機が自身に有利な状況にあるかどうかが、当落を左右しているのが常のように思われます。