no.44 法務相 傷官動いて 更迭劇

法務相 傷官(しょうかん)動いて 更迭劇

突然の更迭劇でした。葉梨康弘法務大臣は、自身の職責を「死刑のはんこを押す地味な役職」と発言し、岸田首相は即座に更迭を行いました。10月に山際大志郎氏が経済・再生相を辞任したばかりで辞任ドミノが現実となっています。葉梨氏にとって今年の一年運は「正官(せいかん)」で、役職に就くという星が巡ってきたおかげで初入閣となりました。その意味で「正官」は吉星で、政治家・役人・サラリーマンにとっては本当にありがたい星です。しかし今回は、たちまちの暗転となりました。日柱の干支は「丁卯(ひのとう)」で今年の干支が「壬寅(みずのえとら)」で、「丁」と「壬」が重なって干合現象となり、「甲(きのえ)」が出現します。また年柱「己亥(つちのとい)」、月柱「甲戌(きのえいぬ)」でこちらは「己」と「甲」が重なる干合現象で「戊(つちのえ)」が出現します。「戊」は葉梨氏の命式では「傷官(しょうかん)」です。「傷官」は失職の星とも云われ、「正官」という役職を傷つける星です。つまり葉梨氏にとっては、「正官」巡りで役職に就いたものの、同時に干合により「甲」が動いた影響で「傷官」が働き、結局は「正官」が傷つけられ更迭に至ったということになります。現在の岸田政権には寺田総務大臣の政治団体問題という火種も抱えており、厳しい局面を迎えています

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