no.41 寅巳申 動揺与える ドリフ妻

寅巳申(とらみさる) 動揺与える ドリフ妻

10月19日、交通事故による急性硬膜下血腫でザ・ドリフターズの仲本工事さんが亡くなられました。仲本さんは一人目の奥様とは早くに死別され、二人目の奥様とは離婚、そして三人目の奥様が高知県出身の演歌歌手だった三代純歌さんです。純歌さんは「モンスター妻」とか、同僚の加藤茶さんは「お前のせいだ!」と激怒していたと報じられています。この純歌さんの命式はとても特徴的です。月柱「戊申(つちのえさる)」、月柱「甲寅(きのえとら)」、日柱「己巳(つちのとみ)」と、見事に申・寅・巳が並び、「申寅の冲(ちゅう)」、「寅巳の刑(けい)」、「巳申の刑」と刑冲の凶の組合せを持っています。やはり今年の干支「壬寅(みずのえとら)」がすべてに影響し、悲しい出来事につながっています。ただ加藤茶さんが激怒するように、純歌さんにとっては衝撃の状況のはずが、報道を見る限りでは少し様子が違っているようです。それは月柱と日柱との関係が天干干合、地支刑という、外見はご主人と仲睦まじいようですが、肚の中はまるっきり逆で、本音はお互いが傷つけあっている状況を示しています。また干合の変化により「戊(つちのえ)」が現れた結果、月柱には「偏官(へんかん)」という浮気相手が二人も出現します。日柱の十二運(じゅうにうん)も「帝旺(ていおう)」と、派手好みで気性激しく、自分の主義主張を押し通す剛情な性格です。仲本工事さんのサポーターからすると「なんとえげつない女だ」となりますが、当の本人は「有名人の本妻となれてラッキー!」と強運の持ち主とも云えます。

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