no.37 破宅神 離婚やむなし プリンセス
破宅神(はたくしん) 離婚やむなし プリンセス
今回もイギリスの話題で、25年前に自動車事故で亡くなったダイアナ妃を取り上げます。外国人の命式を看るときは時差を考慮して、公表されている生年月日による命式と、その翌日のものを作成し、実際の事象と照らし合わせて命式を決定します。今回もその方法で命式を検討すると、公表日では地支蔵干(ちしぞうかん)に「偏財(へんざい)」が3つ並び、これでは金の亡者になってしまうのでこれは却下し、翌日の命式を採用しました。すると、「やっぱりか」という四柱推命のルールが浮かび上がってきました。日柱の干支が「丙申(ひのえさる)」でこれに対応する「破宅神(はたくしん)」が「乙未(きのとひつじ)」です。そして、自分の家庭の状況を表す月柱の干支が同じ「乙未」です。「破宅神」は字の通り家宅を破るという凶象で、この破宅神が月柱にあるということは、妻にとっては家にいられない、という意味につながります。ダイアナ妃は31才の時、その時は丁度四柱推命の大運(10運)の替わり目に当たり、これは大きな環境の変化の時期を意味し、当時のチャールズ皇太子と別居しました。それから5年後にフランスのパリで、マスコミの車を避けようとしてトンネル内で自動車事故により亡くなられました。ちょうど今、映画「プリンセス・ダイアナ」が好評上映中だそうですが、9月にはエリザベス2世女王がお亡くなりになるなどイギリスの話題が多い年となっています。