no.21 日大の　理事長追われ　傷官に

日大の　理事長追われ　傷官（しょうかん）に

昨年２０２１年１１月２９日、日本大学理事長の田中英壽氏が所得税法違反の疑いで東京地検特捜部に逮捕されました。日大医学部付属の板橋病院の建て替え計画を巡る背任事件の捜査過程において、田中氏が医療法人「錦秀会グループ」の前理事長から現金を受け取った疑いが浮上し、本人は金銭の受領は否定していましたが、自宅に現金一億円を保管していたことが判明し、所得隠しと脱税で摘発されました。その結果、田中氏は理事長職を追われることになったのですが、田中氏の四柱推命の命式では大運（十年運）は「傷官（しょうかん）」が巡っています。「傷官」は別名失職の星と云われるくらい勤め人や公職にある人にとって、この星が巡る年は要注意です。特に、自分の命式に地位を表す星である「正官（せいかん）」があれば、これをターゲットに傷官は動いてきますので、危機的な状況に追い込まれることになりかねません。田中氏のケースでは、年・月・日の命式の中には「正官」は見当たりませんが、２０２１年の干支「辛丑（かのとうし）」は田中氏にとっては「正官」巡りとなり、大運の「傷官」が年運の「正官」にまともに衝突し、理事長を失職するに至ります。田中氏が四柱推命をご存じかどうかはわかりませんが、もし２０２１年に「正官」が巡ってくることをご存じであれば、自宅に一億円を保管せず、早々に銀行に預けていれば失職は免れたかもしれません。

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