no.205 納音尅 連立離脱 寅巳刑
納音尅(なっちんこく) 連立離脱 寅巳刑(とらみけい)
26年続いた自公連立の幕が引かれました。世相川柳no.202で、今年の高市新総裁は「偏官」巡りで苦労が多いとしましたが、就任早々出鼻をくじかれた形です。連立離脱を表明した公明党の斉藤鉄夫代表の命式を看ます。月柱「壬寅」、日柱「辛巳」ですので、斎藤氏にも今年は「寅巳刑害」が襲い掛かっています。「刑冲があれば納音を看る」という原則があります。壬寅の納音は「金」、乙巳の納音は「火」なので「火尅金」で、この刑は厳しく作用するとなります。月柱は公明党そのものですので、公明党が傷ついている姿です。そして10月の干支が「丙戌」です。この「丙」と日干「辛」が干合し「壬」に変化します。すると、年上と月上にあった「傷官」が「比肩」に変化すると、2人のライバルが現れるとなります。これがまさに、国民民主党と日本維新の会ではないでしょうか。高市総裁が就任直後にまず会談したのは国民民主党との報道があり、公明党の後ろ盾である創価学会が軽視されたとの事情も報道されています。とどめは、年柱「壬辰」と10月干支の「丙戌」とは天戦地冲です。これでは、自民党との別れの暗示であると理解できます。