no.202 元命は 正官帝旺 新総裁
元命は 正官(せいかん)帝旺(ていおう) 新総裁
自民党新総裁に、高市早苗氏が選出されました。世相川柳no.200では、四柱推命の運気の観点から、茂木敏充氏と小泉進次郎氏の決戦投票と推論しました。総括してみましょう。まず有利と見た茂木氏ですが、日柱「丑」と月柱「酉」に加えて今年の「巳」が重なり三合会局し、「辛/比肩」が現れ、我が身が強い状態と推論しました。「比肩」にはライバルという別の意味もあります。これに当てはめると、ライバルの柱は月柱であり、その地支である「酉」を日柱「辛」から看ると十二運は「建禄」です。つまり、ライバルは強い「建禄」であり、自分自身は日柱十二運の「養」ですので、これでは勝ち目がないという解釈になります。そして決戦投票に残った小泉氏ですが、歳運「傷官」で不利なものの、年柱「酉」と今年の「巳」で三合半会となり「印綬」が現れますので、「傷官」もこの印綬に抑えられればと推論しました。結果は、三合半会ではその効果も及ばなかったということになります。林氏も「傷官」巡りですし、小林氏は「劫財」巡りで選挙には不利な状況でした。さて新総裁の高市氏です。歳運は、仕事や地位の星ですが、苦労の多い「偏官」です。また、年柱「丑」、大運「酉」で今年の「巳」と重なりやはり三合会局ですが現れる通変が「食神」です。この「食神」は大吉星ですが年上と月上にも「食神」があり、「食神」が3つ揃いますので「傷官」に凶変するので不利と看ました。ここがはずれたことになります。やはり歳運「偏官」が強かったということでしょうか。さあ、今後の高市政権について触れておきます。まず人材登用については、この三合効果により、異色の人材を集め、まとめあげることができると思います。そして、月支元命は「正官/帝旺」ですので、日本のトップとしてのリーダーシップも発揮していくでしょう。そして2026年は「印綬」巡りですので、ここまでは多くの人の支援を得ながら、政権運営ができます。しかし2027年「倒食」、2028年「劫財」ですのでこのあたりが正念場となります。大運も「倒食/食神」ですので、健康不安も要注意です。