no.200 総裁選 印綬が傷官 抑えるか

総裁選 印綬(いんじゅ)が傷官(しょうかん) 抑えるか

自民党の石破総裁の辞任を受け、いよいよ次の総裁を選ぶ選挙戦が始まろうとしています。この世相川柳も今回で200回を迎えます。まさに記念すべきテーマです。これまでも選挙の行方を占ってきましたので、そのポイントを整理します。選挙は、今の候補者の状況が、フォローの風の中にいるのか、逆にアゲインストにあるのかが重要です。まず圧倒的強みを発揮するのが、真の支援者の星である「印綬(いんじゅ)」です。前回の石破氏、前々回の岸田氏、第一次トランプ政権はともに「印綬」巡りでした。次がトップの星である「正官(せいかん)」です。これは、第二次トランプ政権が該当します。選挙におけるこの2つの要素は、確信的です。また大運の替わり目も、環境の大きな変化を表しているので見逃せません。一方、この時期だけはダメだというのが、地位を傷つける星である「傷官(しょうかん)」、そして、当てがはずれる「倒食(とうしょく)」、不祥事がバレる「劫財(ごうざい)」です。これらの星の巡りを、大運(10年運)、歳運(1年運)、月運から看ていくことになります。これらの星の巡りを今回の候補者で看ますと、残念ながら「印綬」「正官」の候補者はいません。これはそれだけ混戦になるということでしょう。中でも有利と見るのは、茂木敏充氏です。まず大運の替わり目に当たっているのと、今年の干支「乙巳(きのとみ)」と月柱「乙酉(きのととり)」、日柱「辛丑(かのとうし)」が重なり、三合会局が完成し、辛に変化しますと、これが「比肩(ひけん)」という強い自分の星が出てくることになります。この選挙の争点の一つとして挙げられているのが、野党との連立です。この三合会局こそが、違った立場をまとめるという能力のことで、今最も求められているのが、この茂木氏ということになります。一方、報道では小泉進次郎氏と高市早苗氏の一騎打ちとも言われています。小泉氏は選挙には不利な「傷官」巡りで、これは林芳正氏も同じです。高市氏は「偏官(へんかん)」巡りですので、苦労の多い1年です。また高市氏は、年柱「辛丑(かのとうし)」、大運「丁酉(ひのととり)」ですので三合会局が完成していますが、これが「食神(しょくじん)」に変化し、高市氏は命式にも2つの「食神」を持っているので3つの「食神」となり、これが「傷官」に凶変して、高市氏にとってはこの三合がマイナス要素となります。小林鷹之氏は、「劫財(ごうざい」」巡りで不利な時期です。ここでやはり注目するのが小泉氏です。確かに今年は「傷官」巡りですが、命式には日支「印綬・冠帯」があり、この「印綬」は「傷官」を抑えるという効果があります。また年柱「辛酉(かのととり)」は年干支「乙巳」とは三合半会でこれがまたまた「印綬」となります。こうなりますと、「傷官」ももろともしないかもしれません。茂木氏対小泉氏の決戦投票というところでしょうか。

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