no.215 定数削減 劫財はたらき 実現せず

定数削減 劫財(ごうざい)はたらき 実現せず

2025年の政治も、自民党と日本維新の会の連立により、高市政権がなんとか船出を遂げたという感じです。しかし維新の定数削減については、審議入りさえされませんでした。吉村洋文代表の命式を看ます。まず、えっと思いますのは、政治家の星である「正官」が見当たらないことです。「正官」は責任、公明正大、取りまとめて動かす、という大きな使命を意味するものです。政治家には必須の星で、これまで見てきた多くの政治家にもこの星がありました。吉村氏の命式では、初めて大阪市会議員に当選した時は、「正官」巡りです。時柱にあるかもしれませんが、年・月・日柱にはありません。しかし日干「甲午」ですので、真面目で大木のような真っ直ぐな人、正義感が強く、筋を通すことに拘る性格です。知事という行政トップにはふさわしい方です。日支「己」は日干「甲」と明暗干合という形です。聡明にして福事集まる、とあります。そして、月支も「午」ですので、日支「午」とは「午・午の自刑」です。才能に優れ、行動素早く、画策等独特の手腕を発揮する人柄です。しかし今年は「劫財」巡り。維新の内部からは、不祥事が出てくるなど、これまで表に出なかったマイナス面も露見しています。定数削減を条件とした連立入りも、少し強引過ぎたのではないでしょうか。つまり今年の連立入りは、時機を得ていなかったと云えそうです。2026年は「丙午」ですので、「午」が3つ揃う形です。こうなれば「子午の冲」現象と同じで、分離・別れにつながるということで、連立離脱も考えられます。2027年が「傷官」巡りで、知事の任期満了にも当たるので、ここで国政に打って出るというのが、運気の流れです。

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