no.190 参政党 躍進あるも その裏に
参政党 躍進あるも その裏に
7月20日投開票の参院選において、参政党の躍進が予想されている情勢です。代表の神谷宗幣氏の命式を看ます。まず生日干支は「壬寅(みずのえとら)」です。この日生まれの特徴は、『「寅」の蔵干の中に「甲・食神(きのえ・しょくじん)」、「丙・偏財(ひのえ・へんざい)」、「戊・偏官(つちのえ・へんかん)」を持っており、食神⇒財星⇒官星というサイクルとなり、ゆえに聡明にして富裕の命』、とあります。また、『「庚・辛」の印星あって身を助けるときは名を挙げ利も上がる』、とあり、さらに『命式良ければ頭も良く志も高いが偏官の殺が強く働くは凶暴性あり』、となっています。そして神谷氏の命式ですが、五行のバランスは抜群です。3柱では「食傷」が欠けているものの、年干「丁」と日干「壬」は「丁壬干合」により「甲・食神」が現れ、五行がすべて揃うことになります。しかし、日柱は兵庫県斎藤知事と同様、パワハラの星である「偏官/長生」です。パワハラによる秘書の自殺かとの報道もあります。命式内には「寅巳の刑(とらみのけい)」もあり、今年の「巳」巡りで、党公認の参院選候補者がロシア通信社のインタビューに応じたことなど、内情はゴタゴタしていることも窺えます。今年の「巳」、大運(10年運)の「巳」、年支「巳」と「巳」が3つ揃うことにより、「巳亥の冲」現象もあり、党内は動揺広がり混乱しているのかもしれません。さらに、今年巡る通変は「傷官(しょうかん)」です。どう考えても、参政党の躍進は四柱推命からは読み取れません。ただ四柱推命には引従(いんじゅう)という手法があります。神谷氏にとっての官星は「戊・己」で、これを今年の「巳」に引従すると「帝旺・建禄」です。これが参政党の躍進の根拠かもしれませんが、2025年はまだまだ続きます。躍進の裏には第二幕が控えているように見えますが。