no.187 大株主 総会否決 倒食で
大株主 総会否決 倒食(とうしょく)で
フジテレビの親会社であるフジ・メディアHDが25日に開いた定時株主総会で、会社側が提案した社長候補の清水賢治氏ら11人の取締役選任議案が可決されました。一方、大株主の米投資ファンドのダルトンが提案したSBIホールディングスの北尾吉孝氏ら12人の選任案は否決されました。清水氏とダルトンのファンドマネージャーであるジェイミー・ローゼンワルド氏の対決の模様を、推命から分析します。まず清水氏ですが、月支元命は社長の星である「正官(せいかん)」です。中居問題が勃発した2024年「甲辰(きのえたつ)」は、年支「子」・月支「子」、日支「申」と重なり「申子辰の三合」が2つ完成していました。しかし「壬(みずのえ)」に変化すると通変星は「偏官(へんかん)」です。ズシッと苦労をしょい込むことになります。そして、2025年は「印綬(いんじゅ)」巡りです。株主という支援者に恵まれることになります。また今年の干支「乙巳(きのとみ)」は、日支「申」とは「巳申の刑」の関係となり、その意味は初め悪くても最後は収まるです。一方、ローゼンワルド氏はさすがファンドマネージャー。年柱と日柱の蔵干は共に「偏財(へんざい)」、投資はお手のものです。しかし、年・月・日の地支が「酉・丑・酉」の三合半会で、今年の「巳」が巡って「巳酉丑の三合」が完成しますが、変化した「辛(かのと)」も「偏財」です。「偏財」が4つ現れるという大過現象です。ダルトンの提案した役員候補も金融関係が多く、この偏財大過をそのまま表しています。これが株主には受け入れられず、否決となります。巡る通変星は「倒食(とうしょく)」ですので、やはり当てがはずれてしまいました。この二人の対決は、「印綬」対「倒食」です。これまでも選挙の度に取り上げてきたように、株主総会でも「印綬」の勝利は当然かもしれません。