no.179 ストーカー 色情狂い 桃花殺

ストーカー 色情狂い 桃花殺(とうかさつ)

神奈川県川崎市で、ストーカーによる殺人事件がありました。個人的な四柱推命の観点からは、猟奇事件や殺人事件の犯人の命式は見ないようにしています。それは、マイナスエネルギーに引き付けられるのではという惧れと、普通の鑑定への偏った思い込みに繋がりかねないという懸念からです。しかし今回の事件は、警察の対応によっては防ぐことができたのでは、という社会的な問題提起も含んでいます。さて、逮捕された容疑者です。命式のバランスを看ると、印星と官星が欠けています。母親の愛情を受けることができず、責任感に欠けた人物です。生日干支は「丁酉(ひのととり)」です。この事件に重ね合わせると、内向的で万事に注意深く、一旦思い詰めたことはテコでも動かず、見栄を張るためか、自分を誉めて良く見せようとする、とあります。ここから執拗な性格は窺えます。殺人に至った女性とは、2024年4月に出会い、6月には別れ話が出て、9月には被害者の父が暴行の通報を行い、10月にはヨリを戻したようで被害届を取り下げ、12月に殺害したとなっています。推命から看ると、年支・月支が「食神(しょくじん)」ですので、通常であれば荒々しいことをしでかす人物には見えません。ところが、2024年の「甲辰(きのえたつ)」が巡ると「甲」と蔵干の「己」が干合することにより、「食神」が「傷官(しょうかん)」に変化します。こうなると事情は一変します。執拗な性格が表に現れます。そして12月「戊子(つちのえね)」となると、月柱・日柱の「午・酉」に加え、大運の「卯」、そして12月の「子」が揃い、「午・酉・子・卯」が集まり「桃花殺(とうかさつ)」という色情問題につながります。今後は、真実が明らかになってくると思いますので、注視していきたいと思います。

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