no.176 県知事は 魁罡が忌む 財巡り
県知事は 魁罡(かいごう)が忌む 財巡り
4月15日、岸本周平和歌山県知事が、敗血症ショックで急逝されました。衆議院議員5期、3年前の県知事選挙に立候補して初当選を果たしました。県政の発展に尽力されたと、任期途中で政治家人生を閉じられたことに、多くの人が弔意を表しています。命式からは、これも運命かと思われることが読み取れます。月支元命は「正官・冠帯(せいかん・かんたい)」というまさに正真正銘の政治家です。月上は「正財(せいざい)」ですので、財官双美という素晴らしい命式です。生日干支は、安倍晋三元総理や尹錫悦韓国大統領と同じく、魁罡の「庚辰(かのえたつ)」です。決断力に優れた人物です。しかし今年の「乙巳(きのとみ)」とは相性はよくありません。月柱「申」、大運「寅」と重なり、「寅・巳・申」の輪刑冲です。つまり、寅は巳を刑し、巳は申を刑し、申と寅は冲という組み合わせです。そこに2025年が大運の替わり目となっています。何かと気忙しい苦しい時期に当たっています。さらに、巡る通変星は「正財」です。魁罡は財が巡る時に、災禍突然に現れると云います。このことは、今年の韓国での尹大統領の弾劾、また先に突然お亡くなりになった中山美穂さんも同じ現象です。加えて、4月の干支が「庚辰」と転址殺(てんしさつ)、15日も「甲寅(きのえとら)」の偏財(へんざい)巡りです。ここまでくるか、というくらいの凶象の重なりです。万博でのイベント出席後のことだとか。心労が重なったのでしょうか。