no.164 フジテレビ 辰自刑が 地位飛ばす
フジテレビ 辰自刑(たつじけい)が 地位飛ばす
1月27日、タレントの中居正広氏のスキャンダルに端を発したフジテレビのやり直し記者会見において、港浩一社長の退任、清水賢治氏の社長就任が発表されました。お二人の命式を看ましょう。まず港氏ですが、不祥事による社長退任となれば「傷官(しょうかん)」が動いているのでは。すると、社会的地位を表す年柱が「壬辰(みずのえたつ)」、大運(10年運)に巡っているのが「甲子(きのえね)」ですので、「子辰半会(ねたつはんかい)」となり「壬(みずのえ)」、やはり「傷官」の出現となっています。加えて、歳運(1年運)「甲辰(きのえたつ)」と年柱とは、「辰辰の自刑(じけい)」です。自刑は特に行運に巡るとその影響が顕在化し、社長の地位を自ら傷つけてしまったと推論します。また、フジテレビの日枝氏の権力者ぶりが報道されていますが、港氏の命式の月支と日支がともに「劫財(ごうざい)」です。「劫財」から「劫財」を看ると、善悪に対する良心に欠けやすく、自分より上位の立場や実力者に頭が上がらず、下位には強く出るタイプ、とあります。さて、新社長の清水賢治氏です。年・月・日の地支が、子・子・申です。ここに歳運(1年運)の「甲辰」が重なると、「申子辰の三合」が完成している状況にあります。そして現れる「壬」は「偏官(へんかん)」です。社長の地位についたものの、偏官という辛く厳しい責任が待ち受けています。しかしこれも、歳運が替わった3月には、第三者委員会の報告がなされ、三合現象も和らぎ、「乙巳(きのとみ)」に変われば「印綬(いんじゅ)」巡りですので、会長という名誉職に就くことも予測されます。今回のカオスの会見は、多くの示唆を見ることができます。