no.160 箱根路の 優勝飾る 天徳貴人

箱根路の 優勝飾る 天徳貴人(てんとくきじん)

2025年初回の世相川柳は、すがすがしいテーマを取り上げます。1月2日・3日で行われた箱根駅伝で、青山学院大学が2年連続8度目の総合優勝を飾りました。監督の原晋氏の命式です。年月日の干支は、丁未(ひのとひつじ)、癸卯(みずのとう)、辛未(かのとひつじ)です。卯未の三合半会が2つあり、やはり、人をまとめるというリーダー力を持っておられるということでしょう。通変は偏官(へんかん)が3つあり、明らかに偏官大過となっている上、この偏官のバランスを取るための印星が命式にはありません。苦労性と思われる命式ですが、これが原氏の大運(10年運)の動きを看ると実によく表れています。20代は、中国電力の陸上選手として活躍されましたが28才で現役を引退し、サラリーマンに専念されます。30代に入り大運は己亥(つちのとい)です。これで亥卯未は三合会局となり俄然運気が上がってきます。この時期はサラリーマンとしても腕利き営業マンとして活躍されたと記されています。そして37才で青学大陸上部の監督に就任されます。さらに42才で大運が替わり、待望の印綬が巡ります。ここでようやく偏官大過がバランスが取れることとなります。この年に32年ぶりに青学大が箱根駅伝に出場します。そしてついに48才・49才と連続優勝を勝ち取ります。「官星大過は洩らせ」と云う四柱推命の格言があり、やはりバランスのいい時期が運気の上がる時期です。今年の箱根駅伝のあった1月2日と3日は、「辛未(かのとひつじ)」と「壬申(みずのえさる)」です。原監督にとって2日は吉凶激しくあらわれる転址殺で、3日は天徳貴人の日です。やはり吉日であったことは確かなようです。

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