no.158 マンションの 火難は またも湯火
マンションの 火難は またも湯火(ゆか)
四柱推命というのは、将来の災いの予防には不適で、起こった出来事の諦めとその決別に使い勝手が良い、というのが持論です。ただ、このような災いには、何とも言えないのが、正直なところです。衆議院議員の猪口邦子氏のマンションが火災に見舞われ、尊い命が奪われてしまいました。この世相川柳のno.111でも、2024年1月8日に目白の角栄邸が火に包まれたことを、住人である田中真紀子氏の命式で解説しました。「湯火(ゆか)」という特殊神殺です。そして今回も、その「湯火」が現れました。亡くなられた猪口孝氏は国際政治学者として著名な方です。年柱が「癸未(みずのとひつじ)」、日柱が魁罡干支である「庚辰(かのえたつ)」です。「湯火」の組合せは、日柱「辰」から年柱「未」を看てピッタリと該当します。そして、火災当日の11月27日の干支が「乙未(きのとひつじ)」ですので、この「湯火」と重なり合います。また、「庚辰」の魁罡干支を持っている人には、今年の「甲辰(きのえたつ)」は、全く様々な災厄が起こっています。先の韓国の尹大統領に続いて、先日亡くなられた中山美穂さんも日柱「庚辰」です。魁罡干支は財星を嫌うとあります。そして今年巡る通変星が「偏財(へんざい)」です。「辰辰の自刑」もあって財星との重なりは、突発的な災厄が起こる傾向にあると出ています。四柱推命では、「甲辰」は来年の2月2日まで続きます。平穏な日々を願うばかりです。