no.156 戒厳令 追い込まれるのは 子が3つ

戒厳令 追い込まれるのは 子(ね)が3つ

突然の戒厳令の布告と、その解除でした。12月3日から4日にかけての韓国の大混乱は隣国での出来事とは思えません。尹錫悦大統領の命式は、大統領就任直後にno.75で取り上げました。生日干支は、安倍元総理大臣と同じ魁罡(かいごう)干支の「庚辰(かのえたつ)」です。意志の強い、強烈なリーダーであることは間違いありません。それと地支蔵干がすべて「傷官(しょうかん)」です。確かに検事総長という役職にはピッタリかもしれませんが、政権トップとしてはどうか?、という印象です。魁罡と傷官の組合せだけでも、相当偏屈な性格であることは窺えます。大統領就任の2022年は、「タナボタの星」である「食神(しょくじん)」巡りでした。しかし、2023年は「傷官」巡りと、年・月柱の地支「子(ね)」とは「子卯の刑(ねうのけい)」となり、政権船出早々から厳しい状況であることは、no.75でも述べました。そして2024年も日柱「庚辰」とは「辰辰の自刑」となり、無理を押し切る強さが出る、とあります。大運(10年運)も「甲午(きのえうま)」ですので、年柱「庚子(かのえね)」、月柱「戊子(つちのえね)」とは、共に天戦地冲という厳しい状況です。戒厳令を即刻撤回してしまった以上、これからは大反撃に合うでしょう。そして、大統領の地位を追われるかもしれません。12月の干支が「丙子(ひのえね)」です。ここで、年・月・流月に「子」が3つ揃うことになります。これはつまり、「子午の冲(ねうまのちゅう)」現象と同じことになります。月柱を意味するところは自分の職場、つまり大統領府で、そこから弾き飛ばされる姿となります。この12月と1月を乗り越えることができれば、2026年の干支「乙巳(きのとみ)」となり、年柱・日柱とは「乙庚干合」となることから、再び自らの立場が強い状態となります。さて、この12月が正念場ですが、果たしてどのような展開となるでしょうか。

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