no.153 ドンファンを 剋で傷めて 我が身に返り
ドンファンを 剋で傷めて 我が身に返り
今から6年前の2018年、紀州のドン・ファンと云われた富豪と結婚、その後わずか3ヶ月で、その夫を殺害した容疑で裁判が行われています。若い頃からAV出演、パパ活などで金を稼ぎ、ついに逮捕されたのが、須藤早貴容疑者です。事件当時は22才です。命式は、3柱で五行が揃っているバランスの良い形です。年支は「倒食(とうしょく)」、月柱天干が「正官(せいかん)」で、倒食と正官の重なりは、水商売のママさんによくあるパトロンに恵まれるというものです。しかしこの正官は、年柱天干の「傷官(しょうかん)」に傷つけられ、正官がまた、自分自身である月支元命の「劫財(ごうざい)」を傷つけるという尅の連鎖現象となっています。特に、この元命劫財には十二運「建禄(けんろく)」がついており、「帝旺(ていおう)」に逢うとなっていますので、金遣いの粗い性格と、何事も強引におこなう行動パターンが窺えます。逮捕されたのは、事件発生から3年後の2021年「辛丑(かのとうし)」です。この「丑」は日支「未」とは「丑未の冲」となり金銭トラブルに発展するというものです。そして裁判が始まった2024年が大運が替わった初年度に当たり、悪事が明らかになるという「劫財」巡りです。まだ先行きが見通せない裁判ですが、注目です。