no.145 ノーベル賞 やっぱりバランス 重視型
ノーベル賞 やっぱりバランス 重視型
ノーベル賞受賞者が続々と発表されています。ノーベル賞については、no.128で日本人受賞者29人の命式から読み取れる事柄を掲載しました。そして2024年の物理学賞と化学賞は、AIに関する米英の研究者5名が受賞しました。このうちの4名について命式を看てみました。そうすると、やはり日本人受賞者の傾向に重なります。まず、五行のバランスが良いという点は、今回の4名いずれにも共通しています。推命を研究する側からすると、偏った五行の異端児が多いかと推測するのですが、この点はこれまでの日本人受賞者にもあてはまっています。性格を表す日柱十二運は、これまでのデータで突出して多い「養(よう)」の方が、やはりありました。この「養」の特徴は、どことなくのほほんとして締まりのない感じで、積極的な発想や新規の開発は苦手、無茶なことはせず、温和で円満主義、とあります。とてもノーベル賞を受賞するという革新的な発見とは、程遠いイメージです。次に、生まれ月には、ようやく変化が見られました。これまでただ一つ12月生まれの受賞者がなかったのですが、イギリスのジェフリー・ヒントン教授が12月生まれです。そして、人物の行動の司令塔とも言える「月支元命(げっしげんめい)」については、今回の4名の内訳は、財星3,印星1です。当然、AI研究者の方たちですので、数字の星である財星が中心星となっていることは納得のいくところです。しかし、受賞者全体のデータでは、依然「正官(せいかん)」が最も多く、やはり大学の教授が多い、そして管理能力が問われる上位者が多い、ということでしょうか。最後に、この傾向だけは四柱推命通りという、今年の受賞年の通変星ですが、これまでも最多の「正官」と「印綬」巡りのデータが積み上がりました。地位に就くという「正官」、名誉を受けるという「印綬」は、ノーベル賞には欠かせません。