no.142 大統領 印綬・正官 大運で
大統領 印綬(いんじゅ)正官(せいかん) 大運(たいうん)で
日本のトップリーダーの選挙の次は、いよいよアメリカ大統領選挙です。11月5日が投票日です。この世相川柳でも、7月のバイデン大統領とトランプ氏とのテレビ討論があった時に、一度取り上げています。その後、バイデン氏は選挙から撤退し、民主党候補は、ハリス副大統領となり、副大統領候補は、民主党はウォルズ氏、共和党はバンス氏です。選挙における、四柱推命のいつもの分析では、ズバリ、トランプ氏と出ています。この人ほど、四柱推命で解説するのに最適の教材はありません。2016年、民主党候補のヒラリー・クリントン氏を破って勝利しました。この時は、選挙には絶大な効果をもたらす支援者の星である「印綬(いんじゅ)」巡りです。2020年、現バイデン大統領に敗れました。この時は、選挙で最も嫌う、失職の星である「傷官(しょうかん)」巡りです。そして今年2024年、トップの地位に就くという「正官(せいかん)」巡りです。それだけではありません。今年が、環境が大きく変わるという、大運(10年運)の替わり目に当たっているのもプラス材料です。さらに、大運の十二支が「寅」、そして年柱が「戌」、月柱が「午」と、「寅午戌の三合」が完成し、そこにはなんと、再び「印綬(いんじゅ)」が現れます。「印綬・正官・大運」と三種の神器が揃いました。また、バンス氏も「正官」巡りで、かつ大運の替わり目に当たっています。一方、ハリス氏は、大吉星であるタナボタの「食神(しょくじん)」巡りです。ところが、この人の年柱と月柱にもそれぞれ「食神」があります。つまり、食神が3つ揃うことになり、これは失職の星「傷官」に変化することになります。これと同じ現象が、今年の岸田前総理大臣で、やはり失職に至りました。ウォルズ氏にいたっては、当てがはずれるという「倒食(とうしょく)」巡りです。これでは、民主党は共和党に敵うわけがありません。しかし、これはあくまで四柱推命の見立てです。