no.132 ジュエリーの 未払い辰戌 警察沙汰

ジュエリーの 未払い辰戌(たついぬ) 警察沙汰

相変わらず「辰戌の冲(ちゅう)」が大暴れしていますが、今回は芸能界での騒動です。モデルの佐々木希さんが、特別注文したジュエリーの代金支払いを巡って、そのジュエリーデザイナーとの間で、支払での揉め事から警察沙汰になっていると報道されています。佐々木さんといえば、4年前、ご主人の渡部建さんが多目的トイレ不倫騒動で、業界から叩かれました。今回は、「辰戌冲」が、佐々木さんの命式上でどう現れているかです。まず辰戌冲はそもそも、警察沙汰や裁判沙汰に注意、という凶現象です。これがまともに出現しています。大運(10年運)が「庚戌(かのえいぬ)」で、年干支が「戊辰(つちのえたつ)」、そして今年の干支が「甲辰(きのえたつ)」です。このように辰と戌とで囲まれてしまっては窮地に陥るのも仕方がありません。そして巡る通変星は「傷官(しょうかん)」です。元々、年・月・日の3柱の中にも、月支元命とともに正官3つと傷官1つがあります。いわば官星大過で、その官星を傷官が傷める構図となっています。傷官と正官の通変組合せの意味は、不正が明るみに出る運気、自らの不祥事から違約のことが生じて不幸を招く、とあります。まさにその通りの状況です。またその結果、正官に当たるご主人も傷めるありさまです。では、ご主人の渡部建さんの命式も看てみましょう。不倫騒動が発覚したのは4年前で、その時は「正財(せいざい)」巡りです。この方はそもそも、やはり浮気性でしょうか。日支通変が、浮気の星である、劫財(ごうざい)/建禄です。4年前はそこに女性の星である正財が巡ってきたものですから、やはり女性に目がいってしまうのでしょう。そして今年は「印綬(いんじゅ)」巡りです。本来、印綬星は一大吉星ですが、これも多すぎると厄介な事になります。現在の大運(10年運)にも、印綬が2つ重なっており、印綬が3つと大過状態です。そうすると吉星の印綬でさえ、「倒食(とうしょく)」という凶星に変化します。これの意味するところは、他人に足を引っかけられる、厄介事や難事が持ち込まれる、というものです。今度は、奥様の出来事で自分が窮地に陥いるという姿です。辰戌現象は、まだまだ収まりそうにありません。

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