no.122 都知事選 大運替わり 印綬正官
都知事選 大運替わり 印綬正官
日々注目度が上がってきている東京都知事選挙です。立憲民主党の蓮舫さんがいち早く出馬表明をしましたが、一方現職対抗馬の小池百合子さんは、今のところ出馬表明はされていません。マスコミは、女性同士の一騎打ちの構図を報道していますが、一部では小池さんは出馬しないのでは、とのネット記事もあります。この世相川柳でも選挙については数々取り上げてきましたので、「後出しじゃんけん」となる前に見立てをしてみたいと思います。まず、小池さんの出馬を前提とした場合でも、小池さん、蓮舫さんに加えて、安芸高田市長を辞任して出馬表明している石丸伸二さんのいずれも、確かに本命馬になりえていないのが推命での見立てです。小池さんは、まず今年が大運(10年運)の最終年で環境の変化を迎えています。そして、命式内に「辰戌の冲(たついぬのちゅう)」を持っていて、今年の辰巡りでは選挙は厳しい状況です。さらに、岸田文雄総理大臣の川柳でも取り上げました「食神が3つ揃って傷官に変化」と同じ形を持っており、地位(都知事)を外れるという姿となっています。蓮舫さんは、今年の歳運(1年運)が「倒食(とうしょく)」巡りですので、支援者は得られても「当てがはずれる」という星です。石丸さんも、小池さん同様、辰戌の冲が年柱に当たっています。この3名ではまさに混戦になると思われます。しかし小池さんがやはり有利とみてよいかもしれません。確かに大運の替わり目、傷官、冲と三つの動揺が重なっています。これを別々の事と看れば、まず大運の替わり目と傷官巡りは、都知事の任期満了とみることができます。そして次に、「辰戌の冲」巡りで、蓮舫さんとの衝突現象となり、都知事選に再選という構図です。そして小池さんの来年からの大運が、トップの星である「正官(せいかん)」となっていますので、やはり日本の最大都市・東京のトップ、ということでしょうか。