no.117 劫財と 財星大過 ギャンブル依存

劫財(ごうざい)と 財星大過 ギャンブル依存

開幕したばかりの2024年大リーグが、ドジャースに移籍したばかりの大谷翔平選手の通訳の解雇で、衝撃を受けています。通訳の水原一平氏は、長年にわたって大谷選手を支えてきた人物です。しかし、ギャンブル依存症でその穴埋めに、大谷選手名義の口座から、大金をブックメーカーに送金したと報じられています。命式からは、ギャンブルに関する危険信号が現れています。まず、年・月・日の十二運は胎絶ばかりで身弱の命です。各地支蔵干がすべて財星であり、財星大過というおカネに執着心の強い人物像です。地支の亥子は合ですが、財星大過に合が重なると、賭博にのめり込むとあります。そして、年干「甲子(きのえ)」と日干「己亥(つちのとい)」は干合し、「戊/劫財(ごうざい)」が現れます。劫財は、まさしくギャンブルの星です。今年の干支「甲辰(きのとたつ)」が巡れば、この干合は必ず影響を受けるとともに、劫財の凶意である、悪事露見するという現象まで引き起こしています。大運(10年運)が「庚辰(かのえたつ)」で、巡る通変星は「傷官/劫財」です。これは、歳運(1年運)の辰と重なり「辰辰の自刑」で、自分が傷ついている姿となっているのと、傷官と劫財の重なりからも、悪事がバレるという、これまでにも何度も登場したパターンです。命式の一つ一つの星は、いいものを持っているのですが、最終的には、お金の星に振り回されています。2024年の大谷選手の命式に、「辰戌の冲」という凶意が巡っていることは前回触れましたが、今回の事件も、大谷選手に最大級の冲現象の衝撃を与えています。

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