no.69 議員帰国　天戦地冲が　待ち受ける

議員帰国　天戦地冲（てんせんちちゅう）が　待ち受ける

国会参議院では、欠席を続けるＮＨＫ党のガーシーこと東谷義和議員に、「議場での陳謝」の懲罰を科すと賛成多数で可決しました。ガーシー氏の命式には、政治家の星である「正官（せいかん）」が二つあります。従って政治家は適職と言えますが、一方でこの星を傷つける「傷官（しょうかん）」とも重なっています。自身の中で自己矛盾を抱えているようなもので、「正官」は責任をも表し、「傷官」によって責任を放棄する行動に出ていると云えます。昨年は、２０２２年の年干支「壬寅（みずのえとら）」の「壬」と月柱「丁酉（ひのととり）」の「丁」が干合し、「甲（きのえ）」に変化し、日柱「甲子（きのえね）」からみれば「比肩（ひけん）・建禄（けんろく）」となっています。これは、自分が最も強い状況を顕わしており、見事に参議院選挙に当選しました。しかし、今年２月以降は２０２３年「癸卯（みずのとう）」に変わっています。この「卯」がガーシー氏に苦しい状況を作り出しています。「卯」は日柱「子」とは「子卯の刑（ねうのけい）」の凶現象です。これは、礼儀を忘れ粗暴な行動をするという、刑の中でも作用が最強です。また、「癸卯」と月柱「丁酉」とは最も強烈に作用する「天戦地冲」に当たります。かろうじて救いは、今年の通変星（つうへんせい）が「印綬（いんじゅ）」で、どこからともなく救いの手が差し伸べられるという意味があります。しかし、この救いの手も強い星ではなく、やはりここで手詰まりではないでしょうか。

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