no.60 徳島の 分裂選挙 三合か
徳島の 分裂選挙 三合(さんごう)か
2023年は統一地方選挙の年です。4月7日は、徳島県知事選挙が予定されており、すでに保守系3人が立候補を表明し、保守分裂選挙となりそうです。立候補者の今年の運気の強弱から、選挙にどのように影響するかを見てみます。その前提として、2023年に巡る干支(かんし)は「癸卯(みずのとう)」です。一人目の立候補者の自民党参議院議員の三木亨氏の命式は、年柱と月柱がともに「丁未(ひのとひつじ)」で、日柱が「乙亥(きのとい)」です。つまり、今年の「卯」が巡ることによって、「亥卯未の三合(さんごう)」が完成することになり、またその変化により「乙」が現れます。三合は、人を集め、まとめ上げる強力なリーダーシップの星で、選挙の争いには力強い武器となることは間違いありません。また、変化した「乙」は自分自身の星でもあり、自身の力を補強してくれ、頼もしい限りです。ただし、命式内には「食神(しょくじん)が4つもあり、これが陰に変化すると「傷官(しょうかん)」となって、政治家としての地位を脅かす存在ともなり、油断は禁物です。次に、自民党衆議院議員の後藤田正純氏ですが、今年巡っている「卯」は吉には作用しません。年柱は「己酉(つちのととり)」ですので、「卯酉の冲(ちゅう)」で衝き動かされる凶象です。また、日柱の「壬子(みずのえね)」とは、「子卯の刑(けい)」と自分が傷つけられる形で、運気としては決して好調とは云えないと思います。最後に、自民党県議会議員の岸本泰治氏の命式では、年柱「丁酉(ひのととり)」は、後藤田氏と同様に「卯酉の冲」です。日柱「甲辰(きのえたつ)」とは「卯辰の害(がい)」とこれも凶象です。しかし、今年巡っている「癸」は通変星では「印綬(いんじゅ)」に当たり、周囲からの引き立てを受けるという大吉星です。三人三様の運気の浮沈が見られますが、三合完成が有利と看ます。