no.48 傷官で 発言修正 追い込まれ
傷官(しょうかん)で 発言修正 追い込まれ
ようやくというより、遅すぎた寺田稔総務大臣の更迭辞任ではないでしょうか。政治資金の問題が相次いで発覚し、そのたびに発言の修正を余儀なくされ、これでは政権ももたないと判断されたものとの報道です。寺田氏の日柱「辛丑(かのとうし)養(よう)」は自身の性格を表すものですが、やはり丑の性格の通り、我慢強く自分流を通し、バタバタと動き回ることはありません。しかし、内心は取り越し苦労性で、平然と構えているように見せていても内心では気忙しく動揺しているという、気が小さいゆえの行動を取る傾向があります。まさに現在の心中の状況を顕わしているようです。また大運(十年運)は「丁未(ひのとひつじ)」が巡っており、日柱の「丑」と大運の「未」が重なり「丑未の冲(うしひつじのちゅう)」という、金銭問題にかかわる凶現象が出現しています。これもまた現在の寺田氏を取り巻く問題そのものです。そして更迭辞任に至る決定的な星の巡りが、今年の干支である「壬寅(みずのえとら)」です。これは寺田氏にとっては、「失職の星」と云われる「傷官(しょうかん)」に当たり、辞任は時間の問題となっていたと思われます。実は「傷官」は技術・技芸・発想の星でもあり、大活躍するスポーツ選手や芸能人にとっては欠かせない星でもありますが、反対に政治家やサラリーマンにとっては地位や役職を揺るがす厄介な星です。もし寺田氏が四柱推命を看ていたならば、最初からもっと丁寧な対応ができたであろうに、と思われます。