no.47 巳申刑 爆笑漫才 花と散る

巳申刑(みさるけい) 爆笑漫才 花と散る

今回は前回の「やすきよ漫才」の相方で、天才漫才師とまで呼ばれた横山やすしさんを取り上げます。横山さんは中学時代から漫才の才能を発揮し、卒業式で漫才を披露し、同級生から拍手喝さいを浴びたというエピソードがあります。卒業後はすぐに松竹芸能に入り角座でデビューを果たしています。横山さんの命式にも西川きよしさんと同じく、年柱に技芸の星である「傷官(しょうかん)」が最も強い十二運である「帝旺(ていおう)」と共にあります。しかし、西川さんが参議院議員という公職を目指された一方、「横山やすしといえばタクシー運転手との傷害事件」とトラブルメーカーの印象もあります。日柱は「辛巳(かのとみ)」で「学士(がくし)」という頭の回転が速いという特殊神殺がありますが、通変星は闘争の星とも云われる「劫財(ごうざい)」で、自我が強く負けず嫌いで屁理屈を通す性格であったと思われます。また年柱は「甲申(きのえさる)」で、この申と日柱の巳で「巳申の刑(みさるのけい)」という凶象を持っています。これは物事を強引に押し通す姿で、対人関係では恩を変じて仇で返すとか、策を弄して後に改めるといった、とかく裏切り・裏切られるトラブルを引き起こす傾向となります。横山さんは51才で亡くなられるのですが、この時の大運(十年運)は「壬申(みずのえさる)」で、やはり「巳申の刑」が作用したのではないでしょうか。

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