no.46 コツコツと 大運歩む 漫才師

コツコツと 大運(たいうん)歩む 漫才師

先月まで日本経済新聞に漫才師で元参議院議員の西川きよしさんの「私の履歴書」が連載されていました。「小さなことからコツコツと」をキャッチフレーズに、今もテレビやラジオで活躍されています。「私の履歴書」では、小さい時に高知から大阪へ引っ越し、生活を支えるために中学を卒業してすぐ自動車整備工として働き、その後お笑いの世界に入った頃の苦労も綴られています。最近亡くなられていたことが明らかになった、かつての喜劇俳優の白木みのる氏の付き人もされていたとのこと。西川さんの命式は、年月日の3柱では勤め人の星である官星はなく、技術・芸能の星である食傷(しょくしょう)・傷官(しょうかん)があることから、やはりサラリーマンには適さず技芸の才能を開花させていきました。41才までの大運(十年運)の巡りも「傷官」でこの頃の人気は頂点に達していましたが、参議院選挙に大阪選挙区から無所属で立候補し、選挙には不利な時期である「傷官」巡りもものともせず、当選されました。また当選から2年後は大運が変わり、政治家の星と云われている「正官(せいかん)」が巡り、お笑いの舞台と掛け持ちで3期18年間に渡る議員活動を展開しました。現在の大運は「正官・印綬(いんじゅ)」と最高の組合せで、特に「印綬」は勲章を意味し、2020年には漫才界から初の文化功労者に選ばれました。命式に大きな特徴はありませんが、大運の巡りに沿った人生が成功をもたらしているのでしょう。

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