no.42 申寅で 開いたパンドラ 統一教会
申寅(さるとら)で 開いたパンドラ 統一教会
旧統一教会問題で被害者救済法案の検討がなされています。憲法の信教の自由や国民の権利・義務の取扱いなど課題はあるようですが、旧統一教会を念頭に置いて、組織的に悪質な宗教法人への寄付などによる被害は食い止めなければなりません。7月の安倍晋三元総理大臣の銃撃事件をキッカケに、パンドラの箱が開いた旧統一教会問題ですが、同宗教法人の第14代会長である田中富広氏の命式からも、今年は激しく揺さぶられることは避けられない様子です。年柱「丙申(ひのえさる)」、月柱「庚寅(かのえとら)」で命式内に「申寅の冲(ちゅう)」を持ち、今年の干支「壬寅(みずのえとら)」が巡れば、この衝撃的な冲現象は必ず動くと看ることができます。筆者は霊感を全く否定するものではなく、街の易者さんが筮竹で占うなどは、易者さんと相談者との相互の「気の和合」によるもので、統計と経験データをベースに組み立てられている四柱推命より当たると聞きます。しかし、壺を高額で売りつけるのは、いくら教義に則ているとはいえ大いに疑問が残ります。法律ができ上ると同宗教法人も解体に向かうのかどうかは不透明ですが、田中会長の来年の通変の巡りが「傷官(しょうかん)」ですので、田中氏が会長ポストにそのまま居座ることはないかもしれません。