no.29 比肩身旺 オレがオレがと 太郎節

比肩(ひけん)身旺(みおう) オレがオレがと 太郎節

四柱推命の中心的な教えに、「中庸を良し」とする考え方があります。即ちバランスの良い命式が総合的に吉象をもたらすということだと理解できます。しかし命式内の五行がアンバランスで偏っていたとしても、大運(十年運)や年運(一年運)にはすべての五行が順番に巡ってきますので、バランスの取れる時期というのもやってきます。現在、デジタル大臣と消費者庁担当大臣を兼務されている河野太郎大臣の五行のバランスも大変片寄っており、年月日の三柱で看ると、水行が5つ、土行が1つの構成です。これを通変星に置き換えると「比肩(ひけん)」が5つで「正官(せいかん)」が1つとなっています。「比肩」は自我星とも云われ自分自身の星で、これだけ多いと「オレがオレが」の状態で極端に自己主張が強いとなります。それに加えて月柱と日柱の十二運(じゅうにうん)がともに「冠帯(かんたい)」というさらに輪をかけたような我の強さが現れています。自己主張の強さは、私たちが新聞等で見聞きする通りのイメージではないでしょうか。しかし、今年からは大運(十年運)が大きく変わり「偏官(へんかん)」が巡っており、「偏官」は「比肩」を抑える作用がありこれがうまく作用しているのか、今や持ち前の実行力を発揮し数々の難題に取り組まれている姿が日々の報道で伝わってきます。かなりバランスが取れているようで、これからの10年のご活躍が楽しみです。

Follow me!