no.27 大リーグ 才能開花 傷官で
大リーグ 才能開花 傷官(しょうかん)で
将棋のスーパースターに対して、野球のスーパースターと云えば大リーグのエンゼルス所属の大谷翔平選手です。今回は大谷選手ともう一人、日本のプロ野球と米大リーグで数々の世界記録を打ち立てた鈴木イチロー選手にも共通する四柱推命の通変星(つうへんせい)に注目したいと思います。それは「傷官(しょうかん)」です。大谷選手は月柱天干に「傷官」を持ち、その星の強さを表す十二運(じゅうにうん)は「帝旺(ていおう)」という最も強い星が付いています。またイチロー選手も月柱天干に「傷官」を持ち、十二運は「冠帯(かんたい)」という大変勢いのある星が付いています。そもそも「傷官」は凶星で、この字の通り仕事の星である官星を傷つける意味を持っていますが、また発想の星でもあり、聡明で頭の回転の早い人が多く、技術・技芸の星とも云われています。お二人の傷官は共に強い十二運がついており、この傷官の特別な良い面が働き、バッティングやピッチングの技術の強化につながっているのではないかと思われます。因みに相撲界の元横綱白鵬関も、日柱に「傷官・帝旺」を持っています。ビジネスパーソンにとっては、仕事や地位を傷つけるありがたくない星ですが、テクノロジーの世界やスポーツ・芸能分野での成功には欠かすことのできない星と云えそうです。