no.22 理事長宅 一億隠す 暗禄で

理事長宅 一億隠す 暗禄(あんろく)で

前回に続いて元日大理事長の田中英壽氏の命式を深堀りしてみます。四柱推命の鑑定で採用するルールに特殊神殺(とくしゅしんさつ)というものがあり、十干や十二支の様々な組み合わせに、特定の意味を持たせたものです。田中氏の月柱に現れた特殊神殺の組合せは「甲亥(きのえい)」で「暗禄(あんろく)」と称します。文字通り、暗い俸禄で、隠れた財や人に知られない福禄を持っているという吉星です。また、副業の星とも云われ、株式といった副業で儲けるとか他人に知られない所得があることもこの星の特徴です。これは大変ありがたい吉星で、田中氏のケースについても、「暗禄」によって一億円を自宅に隠していたことは吉祥と云えます。しかし、それが特捜に発覚するという凶現象は、大運(十年運)の「丁未(ひのとひつじ)」と2021年の干支「辛丑(かのとうし)」から「丑未(うしひつじ)の冲(ちゅう)」というお金の争いの姿として現れ、所得隠しと脱税で摘発されるに至りました。せっかくの福禄も凶象が巡ると、容赦のない結果となってしまいます。

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