no.18 基地移転 実現遠い 申寅で
基地移転 実現遠い 申寅(さるとら)で
2022年の干支が「壬寅(みずのえとら)」なので、前回に続いて「申寅(さるとら)の冲」のトピックスです。十二支「寅(とら)」が絡んだ凶意は、冲となる「申寅」、刑(けい)と害(がい)となる「寅巳(とらみ)」の組合せがあります。冲現象は衝突を表し、刑は物事を強引に推し進め他を傷つけるという意味で、害は揉め事や悩み事を意味します。寅という十二支は株式の世界では「寅千里を走る」と云われ、寅年が上昇起点の年のようですが、選挙のような勝負事にも「申寅の冲」は厳しく影響するのでしょうか。2022年9月11日に投開票された沖縄県知事選には、現職の玉城デニー氏、前宜野湾市長の佐喜真淳氏、前衆議院議員の下地幹郎氏が立候補し玉城氏が当選、佐喜真氏は旧統一教会への関与が逆風となり前回の知事選に続いて敗退する結果となりました。佐喜真氏の命式は、月柱が「壬申(みずのえさる)」、日柱は「庚寅(かのえとら)」で命式中に「申寅の冲」を持っており、今年の「壬寅」の影響を必ず受ける状況ですが、やはり物事が順調に運ばない実例となってしまいました。沖縄の基地問題は国政にとっても重要な課題ですが、現実的な解決策として、基地移転を実現させると立候補されたのですが、旧統一教会問題が今年になければ「申寅の冲」を克服され当選していたかもしれないと思うと残念です。