no.2 桜田門 大運尽きて 辞任する

桜田門 大運(たいうん)尽きて 辞任する

これも2022年7月8日の安倍晋三元総理大臣の銃撃事件の関連です。中村格警察庁長官は東京大学法学部を卒業後は一貫して警察官僚として活躍された人物です。奈良県の近鉄大和西大寺駅付近で行われた演説中での銃撃事件については、警備上の問題が多く指摘されました。その後8月25日、記者会見を開き銃撃事件の責任を取り辞職の意向を明らかにしました。警察庁長官が個別の事件で引責辞任することは極めて異例のことで、過去にはほぼ例がないようです。中村長官の命式表でまずパッと目に付くのは2022年が大運(たいうん)の変わり目に当たっている点です。大運は十年運とも云い、人生を十年単位で見た時、その十年間の運気や環境を表すものですが、この十年の最終年は必ずと言っていいほど何かしらの凶事が起こる傾向にあります。つまり次の十年運に向けての予兆といった形で、新しい環境への生みの苦しみのように何事かが起こります。そして新しい十年運に入った初年度もその影響をひきずるかのように諸事煩わしいことが起こります。つまり大運の替わり目を挟んだ二年間はまず運気が安定することはありません。中村長官のケースは今年がこの十年運の最終年に当たっていたということで、やはり事件の結果、ご自身が引責辞任するようなことになりました。

それともう一つ典型的な特徴があります。「申寅(さるとら)の冲(ちゅう)」です。中村長官の生日干支は「戊申(つちのえさる)」です。そして今年令和四年の干支が「壬寅(みずのえとら)」です。この「申」と「寅」が重なり冲(ちゅう)現象となります。この関係はこの令和四年に発生している様々な事件不祥事に登場してきますので、詳細についてはまた別の機会に解説したいと思います。

Follow me!